先日の「JR北海道のローカル線に関するアンケート」集計結果の公表を受けて、早速報道もされました。ありがとうございます。
今回のアンケート結果を見て強く感じたことは、本道のローカル線の問題は、各地域の特性を踏まえた個別具体的な議論ももちろん大事ではあるが、他方、北海道全体の問題として、オール北海道で、時には国をも含めた上で議論していかなければならない課題だということを多くの議員の方々が認識していらっしゃる、ということです。
この問題は、赤字だから廃止、という一民間会社の採算性の問題では最早なく、国民的福祉の観点から、特に交通弱者などの住民の移動権をいかに確保するのか(例えば、医療サービスに乏しい過疎地から、医療サービスの充実した中核都市へのアクセスの問題など)、そしてその財源をいかに確保するのか、という問題ではないか、と。
北海道の議員の方々が、道レベル、国レベルという大きな枠組みでこの問題を認識し、また議論されているということが分かって、まず安心するとともに、議員の方々には今後も引き続き議論を深めて頂きたいと願っております。
論点も多岐に渡り、簡単に解決できる問題ではありませんが、私たちとしては、ローカル線の一つである日高線の早期復旧を求める活動を続けていくとともに、他地域の事例なども踏まえ、ときに連携しながら、今後も発展的に議論を続けていきたいと思っております。
今回のアンケートが、今後のローカル線をめぐる議論の発展の一助となれば幸いです。
ご協力戴いた皆さま、本当にありがとうございました。
JR日高線を守る会
代表幹事 村井直美
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